クラリセージの精油|アロマテラピー検定ガイド


クラリセージの精油(エッセンシャルオイル)


クラリセージ(Clary sage)はアロマテラピー検定1級対象の精油です。

クラリセージ(Clary sage)の精油のプロフィール
項目 特徴
学名 Salvia scarea
おもな成分 酢酸リナリル、リナロール、スクラレオール
科名 シソ科
抽出部位 花と葉
抽出方法 水蒸気蒸留法
心に対する働き 緊張や不安や、心配ごとがあるときなどに使うと、心を鎮めてリラックスさせてくれます。
また、気分が落ち込んでいるときにも、幸福感を感じさせ、気分を明るくしてくれます。
体に対する働き ホルモン分泌のバランスを調整し、鎮静作用をもつので、月経痛や月経前症候群、更年期障害など、さまざまな生殖器の不調に有用です。
血行を促進して体を温めるので、スポーツの後の筋肉痛や、肩こりにもいいです。また、病気の回復や衰弱した体に活力を与えます。
肌に対する働き 皮膚細胞の成長を促し、皮膚の生まれ変わりを助けます。
むくんだ肌や、炎症のある肌に有用です。
注意事項 ※アルコールを飲む前後に使用すると悪酔いすることがあります。
※セージ油(Salvia officinalis)とは名前は似ていますが、違う植物で、精油の作用も大きく違います。
クラリーセージの名前は「清浄な」「明るい」を意味するラテン語の「クラルス」に由来していて、眼の洗浄薬として使われていたそうです。
クラリーセージは、約1メートルぐらいの多年生のハーブです。灰色っぽい緑の葉をつけ、葉の上にまっすぐに、ピンクや、紫、白などの花を咲かせます。
クラリーセージは、スクラレオールという物質を含んでいて、体の中で人間のホルモンに似た作用をしてくれます。
スクラレオールは、女性の卵巣から分泌されるエストロゲンに似た働きをすることがわかっています。
エストロゲンは、加齢と共に分泌量が少なくなり、これが更年期障害や骨粗しょう症などの原因となるといわれています。
☆アロマテラピー検定からみた「クラリセージ」の精油のポイント
・科名  シソ科
・抽出部位 花と葉 
・スクラレオールという成分を持っていて、ホルモンのバランスをとる調整作用がある。 そのため、月経痛や月経前症候群、更年期障害など、さまざまな生殖器の不調の緩和に効果がある。

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