ジュニパーベリーの精油|アロマテラピー検定試験ガイド
ジュニパーベリーの精油(エッセンシャルオイル)
ジュニパー(Juniper)の精油のプロフィール | |
項目 | 特徴 |
学名 | Juniperus communis |
おもな成分 | α−ピネン、カンフェン、サビネン、テルピネン-4-オール |
科名 | ヒノキ科 |
抽出部位 | 果実 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
心に対する働き | 頭脳明晰作用があり、意欲を促し、集中力を増してくれます。気分をリフレッシュして疲労感をなくしてくれます。 また、心を静めるとともに、空気を浄化してくれます。 |
体に対する働き | 発汗を促し、利尿、解毒作用があるので、体に滞った老廃物を洗い流すことで、関節炎、リウマチ、痛風、などの痛みをやわらげます。むくみやセリュライトにも有用です。 また、利尿、抗菌作用があるため、泌尿器系の感染症や膀胱炎や腎臓結石、前立腺肥大などの尿路系の症状に有用です。 また、血液の循環をよくするので、冷え性や月経痛をやわらげます。 |
肌に対する働き | 収れん作用があるので、脂性肌や湿疹、にきびなどを緩和してくれます。毛穴のつまり、皮膚炎などのさまざま皮膚の障害を改善します。 脂っぽい頭皮の症状にもよいです。 |
注意事項 | ※腎臓を刺激する場合があるようです。腎臓に障害があるときは使用をさけてくださいね。 |
ジュニパーベリーは、古代からよく知られた薬草で、ヨーロッパでコレラや腸チフスなどが流行したときに、殺菌消毒、解毒剤として使用されてきました。 フランスでは、ジュニパーベリーとローズマリーの枝を炊いて病院内の空気を浄化していました。フランスから遠くはなれたチベットでも、コレラや腸チフスなどの感染症から人々を守るために使われていました。 ジュニパーはヒノキ科の針葉樹で、小さな黄色の花を咲かせた後に、黒くて小さな柔らかい液果(ベリー)を実らせます。ジュニパーは、この液果を蒸留して抽出します。液果の収穫量が限られているため、比較的高価な精油となっています。 ジュニパーは、お酒のジンの香りづけにもつかわれています。 日本で盆栽によく使われる杜松(ねず)の近縁種です。 |
|
☆アロマテラピー検定からみた「ジュニパー」の精油のポイント ・科名 ヒノキ科 ・抽出部位 果実 ・発汗をうながし、利尿作用があるので、むくみなどによい。 |
精油(エッセンシャルオイル)のプロフィールのトップページにもどる
アロマテラピー検定試験ガイドのトップページにもどる