ベンゾインの精油|アロマテラピー検定試験ガイド
ベンゾインの精油(エッセンシャルオイル)
ベンゾイン(Benzoin)の精油のプロフィール | |
項目 | 特徴 |
学名 | Styrax benzoin / Styrax tonkinensis |
おもな成分 | バニリン、ケイ皮酸エステル(ベンゾインスマトラ)、安息香酸エステル(ベンゾインシャム) |
科名 | エゴノキ科 |
抽出部位 | 樹脂 |
抽出方法 | 揮発性有機溶剤抽出法 |
ベンゾインは、別名「安息香」とも呼ばれますが、その名の通り呼吸を深く落ち着かせることで知られています。 瞑想の助けになることからフランキンセンスやミルラとともに古くから宗教儀式の場所に薫香として用いられてきました。 緊張やストレスや不安をやわらげて、心を穏やかにしてくれます。 風邪やぜんそく、気管支炎などのせきを鎮め、たんを切り、呼吸が楽になります。 また、硬くなった肌を柔軟にするため、かかとやひざ、ひじなどの部分的なスキンケアに使われます。 ベンゾインはユーカリのようなつんとくるかおりではなく、バニラのような甘い香りで刺激が少ないので、子どもからお年寄りまで安心して使うことができます。 ベンゾインはエゴノキ科の植物の幹に切り込みを入れ、そこからにじみでた樹皮(レジン)を原料として揮発性有機溶剤抽出法でつくられます。この方法によって得られたものをレジノイドと呼びます。粘性が非常に高いので、ボトルを逆さまにしてから精油が落ちてくるまでに時間が少しかかります。 ベンゾインにはベンゾインスマトラとベンゾインシャムがありますが、現在売られている精油のほとんどがベンゾインスマトラといわれています。 |
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